みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,048

「プライベートガーデン研究」第14回・・・シェッドを核とした2種のガーデン?

独立型ガーデンステージのメイン設置物について言及中。この項では、「パーゴラ」「ガゼボ」に続き「ガーデンシェッド」を取り上げます。

<収納用・趣味の空間などに最適「ガーデンシェッド」>

シェッド(shed)とは? 本来は「遮蔽物」と言った意味。このため「覆道(フクドウ)」と訳される場合もあります。従って、スノーシェッド(雪除け)・ロックシェッド(落石除け・写真参照)・アースシェッド(隧道)などと言う言葉もよく耳にします。

ただし、エクステリア用語(ガーデンシェッド)として使う場合は「小屋」と解釈すればOK! つまり、人が住む建物(ハウス・ミニハウス)とは一線を異にします。ただし、小型(あるいは簡易的)なログハウスなども「ガーデンシェッド」の範疇に入れ、販売されている場合もあります。ただここでは混乱を避けるため<収納or 収納+休憩スペースとして使われる建屋=ガーデンシェッド>と定義しておきます。人が寝泊まりできる建物は範疇外と言う事。

そして、「ガーデンシェッド」の使い方は2種に大別されます。1つ目は<趣味の空間>として使用する場合。この場合は、収納+作業空間として使われます。従って、「ガーデンシェッド」と言っても、小屋とハウスの中間的存在となります。むしろ、機能的にはミニハウスに近い存在と言えるかもしれません。ただし、デザイン的なこだわりがかなりあり、一般的な小型ユニットハウス(勉強部屋)などとは通常イメージが異なります。

2つ目は、ガーデニングの一環(特に「カントリーガーデン」「キッチンガーデン」用として)として使われる場合。この場合は、収納が主目的となりサイズも小さくなります。そして、前者以上にデザイン、周囲との調和が重視され、ガーデンの象徴的存在としての意味合いがより重視されます。例えば、「カントリーガーデン」の写真≒鬱蒼とした植物に囲まれた古びた小屋・・・と言った感覚。従って、いかに機能的に優れていても、鋼製物置が「ガーデンシェッド」として使われることはまずありません。

以上から、 「ガーデンシェッド」を選ぶと時は、A:使用目的に合わせたサイズ・機能・品質  B:お客様のこだわりとそれを反映したデザイン C:周辺(特に自然観)との調和 D:設置可能な価格・・・この4項目がクリアできる商品選択・プラン創りが必要となります。ただし、長期的に使い、かつ暮らしアップの根幹につながるものだけに、納得の商品(プラン)を・・・

そこで本日の一口アドバイス。

「ガーデンシェッドはデザイン面・周辺(自然)との調和が特に重視される!」

(みずき りょう)

14:ロックシェッド

 

 

 

 

 

 

 

ロックシェッド(覆道の一種)

「シェッド」本来の意味は「遮蔽物」。従って、落石防止設備(ロックシェッド・写真)、雪崩防止設備(スノーシェッド)、トンネル(アースシェッド)などと言った言葉も・・・

 

14:国産品

 

 

 

 

 

 

国産の「ガーデンシェッド」

「ガーデンシェッド」と言っても、ミニハウスに近い物~文字通り「庭に置く小屋」まで様々。従って、設置目的に合った物を選ぶ事が大切

 

14:カントリーガーデン

 

 

 

 

 

 

 

カントリーガーデンと「ガーデンシェッド」

「ガーデンシェッド」は「カントリーガーデン」「キッチンガーデン」などの象徴的存在でもある。従って、機能よりもむしろイメージが優先され商品が選ばれる場合も・・・