みずきりょうの:エクステリア&ガーデンメモ NO3,062

「プライベートガーデン研究」第28回・・・本当に効果がある「目隠し」とは?

プライベートガーデンの「目隠し」について言及中。この項では、<本当に効果のある「目隠し」>とはどのようなものかについて検証します。

<適正な位置・十分な高さと幅・そして目隠し度>

2:<「目隠し」自体の失敗>②

前項では、十分な高さの塀(「目隠し」フェンス)があるクローズ外構であっても、「目隠し」として不十分であることを確認。続いて、「目隠し」の重要3要素(1:距離と位置 2:高さと幅 3:目隠し度)を提示し、距離と位置の関係についてもチェック完了。

以上により、「ガーデンステージ」(あるいはプライベートガーデン)を作る時には、必ず「目隠し」プランをセットし、同時に、セットするべき場所を再チェックする事が必要であることが明確になりました。続いて、実際にどの様な「目隠し」を設置すれば良いかについて確認します。

2:の「目隠し」の高さと幅については、人の視線を考えればすぐ答えが分かります。大人の場合、人の目の位置は高さ170~140㎝程度。つまり、道路側から観て)それ以上の高さ(180㎝以上)が「目隠し」には必要と言う事。幅については条件により異なりますが、安心感も含め<十二分>と言った感覚でのプラン作りが基本となります。ただし、適正な位置・十分な高さと幅があっても<適正な「目隠し」>とは言えません。例えば、<パネルの隙間からわずかに見える>そう思うだけでも、不安になる事があるからです。

3:目隠し度とは。そう、この言葉を忘れてはなら似と言う事。目隠し度とは、一定空間で何パーセントが覆われているかの基準。例えば、1㎡中0.9㎡覆われていつ場合は<目隠し度90%>と言う事。そして「目隠し塀(フェンス)の場合は80%以上が基準となります。ただし、それでも人によっては×と言う事も。従って、精神面を含め、目隠し度何パーセントとするかをお客様と綿密に打合せする事が重要になります。また、視線の高さは目隠し度100%・足元などは目隠し度70%程度と言った使い分けも、プラン作り(デザイン性も含め)のポイントとなります。

以上を整理すると<「目隠し」は、適切な位置(場所)・十分な高さと幅納得の目隠し度があり、初めて最低限の合格>となると言う事。逆に、それ以外は全て不適切(失敗)と言う事でもあります。加えて、デザイン・強度・耐久性など+αのチェックもお忘れなく。

でも、これだけの条件を満たせる「目隠し」用の材質(素材)・工法とは? 結論から言うと、既存のメーカー商品では対応できない場合が少なく阿ありません。では、プロのお勧めとは・・・

そこで本日の一口アドバイス。

「目隠し自体の失敗をどう無くすか=目隠しを熟知したプロのプランを!」

(みずき りょう)

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オーソドックスな横ライン(横桟)式の「目隠し」・・・最強のエクステリア材と言われる天然木「ウリン」を使用。高さ・幅・目隠し度共に十分。勿論、耐久性・デザイン性にも自信!

 

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縦ライン(縦桟)タイプの目隠し・・・縦ライン=和風。答えはNO! デザイン選択・使い方で洋風ガーデンにもピッタリ。勿論、隣からの視線も完全にシャットアウト。「ウリン」を使っているので、耐久性・強度も抜群!

 

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二重張の「目隠し」フェンス・・・一歩上を行くデザイン性。しかも、通風性がありながら目隠し度100%。天然木(ウリン)を使っているので、ありとあらゆる加工が出来る。メーカー商品ではこうはいかない・・・