みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,063

「プライベートガーデン研究」第29回・・・<目隠しには天然木が最適>の理由!

「目隠し塀(フェンス)」について検証中。どうすれば失敗を無くし、最適プラン(作品)となるのかご理解いただけたでしょうか? この項ではそれを前提に、どの様な商品・素材を選ぶべきか徹底分析!

<「メーカー商品では対応困難」である理由!>

「目隠し」を意識した商品も多数発売されています。①:アルミ型材(部材)とポリカーボネートパネルを組み合わせた物 ②:目隠し度の高いアルミフェンス(木調タイプが多いのが特徴) ③:発砲樹脂パネルを使った物 ④:様々な樹脂製品(ただし、樹脂木製は少ない)」・・・などがその代表ですが、①を除き、背(高さ)の高い物・施工条件が厳しい物・高度な対応が求められる物、などに使うには無理があります。また、①系の商品に関しても、値段が非常に高い・無機質な現場にしか適さない・あまり複雑な現場対応は困難、などの課題があります。つまり、「目隠し」は<メーカー商品での処理に限界がある>と言う事。

ではどうすれば? 答えは明確で<天然木を使えばほぼ全ての課題を解消>出来ます。しかも、デッキ等の平面使用と比較し腐りにくいと言う特性も手伝い、対象木材の幅もかなり広くなります。ただ、それでも屋外(エクステリア)使用であることに変わりないため、やはり耐久性のある木材を選択すべきです。具体的には、ハードウッド類・レッドウッド・レッドシーダー・サイプレス・スギの心材(赤身)、それに、サーモウッド・エコアールウッドなどの加工材がお勧め。その中でも、品質の良い(ソリ・ヒネリ・ヒビワレが少ない)ハードウッド、「ウリン」「イタウバ」「イペ」の三種を推奨しておきます。

では、天然木がなぜ「目隠し」の最適素材と言えるのでしょう。第一ポイントは<加工性の良さ>にあります。前述した通り、「目隠し」は<三大要素>を満たしたものでなくてはなりません。しかし、それには幅広い現場対応力が必要で、木材程対応力に優れた素材は他に存在しません。ただし、木材の中には耐久性(特に腐りやすい)が心配なものもあるため、いわゆる<腐りにくい木材>を使えば鬼に金棒と言う次第。

「それでも地中やブロックの穴に埋める部分が心配」と言うお客様も。でもご安心ください。egg-加盟店では更なる安心を考え、<「スーパーフェンスα」「スーパーフェンスライト」と言う商品と、天然木を組み合わせる>と言う工法も用意しました。つまり、「スーパーフェンス」(部材)と天然木を組み合わせる事で<最強の「目隠し」>が出来上がると言う事。詳細は次項で・・・

そこで本日の一口アドバイス。

「試してみよう<ウリンを使った目隠し>! 納得のデザイン・対応力・品質!」

(みずき りょう)

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「目隠し度」が高い木調のアルミフェンス・・・「目隠し」として使い勝手の良い商品。しかし、対応範囲が限られている為、<使いにくい現場>も少なくない。

 

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発砲樹脂を使った「目隠しフェンス」・・・値段が安いため急伸。しかし、対応力に限界がある・耐久性に課題・火災に特に弱い(この点が特に心配)などの欠陥がある。

 

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「ウリン」を使った「目隠しフェンス」・・・まさに最高の「目隠し」素材。デザイン性◎(工夫次第で様々なパターンも)・対応力◎・品質◎(耐久性・強度・アバレが少ない、等)・コーディネート力◎(写真は「目隠し」&「デッキ」共に「ウリン」を使用。