みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,079

「納得!エクステリア講座」第11回・・・<目的とこだわり>をもっと大切に!

エクステリアのプラン作成ポイントについて検証中。前項では、マクロ的視点の大切さについて確認しました。ただし、それだけでは本当の満足をお届けする事は出来ません。十人十色の想いがあり、それが叶えられなければ意味が無いからです。従って、この項ではお客様の夢(目的)を着実にかなえてくれるプラン創りの方法について確認しておきます。

<マクロ的チェック〜ミクロ的チェックへ!>

プラン創りにはマクロ的チェックが極めて重要になると記しました。チェックが甘いと、機能・品質・使い勝手などに支障が出る危険性があるからです。ただし、それは基本的チェックであり、マクロ面と<**を造って欲しい>と言った大雑把な確認だけで、具体的なプラン作りを行っても<それなりの作品>にしかなりません。またプロのハイレベルな作品に仕上がったとしても、お客様の求めるものとは違ったものになってしまう場合もあります。

そのような事を避けるためには、マクロ的チェックの次にミクロ的な確認を着実に行う必要があります。ただし、ミクロ面(具体的な構成)に関してはパターンは無限大。チェックポイントも極めて多くなります。ここで多数のチェックポイントを列記しても煩雑になるだけ。従って、2つの最重要ポイントだけをピックアップしておきます。それは、ア:目的の確認 イ:こだわりの確認・・・以上です。

ア(目的):については前回(マクロ面)とダブる部分もあります。ただし、目的は1つとは限りません。いや、複数であることがむしろ一般的です。従って、全てを盛り込むことが出来るか否かは別としても、どの様な使い方が考えられるか、この段階で細かくチェックする必要があります。この時、現在だけではなく、将来(未来)に関してのチェックも忘れてはなりません。

イ(こだわり):については、実現可能かどうかではなく、お客様の想いを徹底的にぶつけて頂くことが重要です。こんな商品・材料を使ってほしい、過去の思い出となる商品・材料を使いたい、こんなイメージにしてほしい、家族の足跡を残してほしい、云々。このチェックが甘いと、100%(時にはそれ以上)の満足をお届けする事が困難に成ってしまいます。

以上がエクステリアプラン作成段階の重要ポイントとなります。表現を変えれば、エクステリアプラン創りの正しい確認ポイントと言う事でもあります。でも、せっかく素晴らしいプランが出来ても、価格面でお値打ちであるのか、高すぎるのか分からないのでは、不安であるし、そのお店・担当者に頼んで良いか否か分かりません。そこで、次項からは価格と密接な関係を持つ<積算書>について詳述します。

そこで本日の一口アドバイス。

「何がしたいかを細かく告げよう! 貴方のこだわりを思いっきりぶつけよう!」

(みずき りょう)

11:和モダン

 

 

 

 

 

 

 

和モダンへのこだわり・・・大都市部の狭小敷地住宅。外構予算もごく一般的。こんな時、ほとんどが<必要に迫られセットされているだけ>の外構となっています。しかし、この作品は<和モダン>に徹底的にこだわりました。そして大成功!

 

11:未来

 

 

 

 

 

限られた空間に地中海的なイメージを(イメージパース)・・・将来はイタリアンレストランを! だから住まいもそれにあわせて。勿論、外構もお客様のそんな<思い>を全面的に盛り込みました。結果、ご近所でも評判の作品に。

 

11:くつろぎ

 

 

 

 

 

 

限られたエクステリア空間にくつろぎを!・・・小さな庭だがそこでゆったりとくつろぎたい。そんな思いを120%盛り込んだガーデン。徹底した自然素材主義(天然木・樹木・天然石)。さらには、フォーカルポイントに水と照明も。