eg-倶楽部 2019年・新年号 自然素材で+αの経年変化!

eg-倶楽部 2019年・新年号

お客様とお店をつなぐ「コミュニティー紙」 編集:egg 本部

 

写真:岡本太郎作品(1970年万博の象徴「太陽の塔」とセットで創られた作品)

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2019年 明けましておめでとうございます。

 

2019年。新しい年の到来です。

活力あふれる素晴らしい一年にとなる事を祈念し、初日の出に代え、岡本太郎作品を表紙写真に使いました。1970年。あの大阪万博「太陽の塔」に関連し創られた<顔?>です。

「太陽の塔」関連の作品群は、文字通り太陽を表しているとも、その背景には縄文人のをイメージがある・・・などと言われていますが、貴方の見解は?

2019年第一弾の「eg-倶楽部」では、「自然素材」について検証したいと思います。多くの素晴らしいメーカー商品が開発られている昨今。だからこそ、<工業製品と自然素材のコラボレーションをどう行うか>が、エクステリア(住まいの屋外空間)にとり、より重要な課題となってきているからです。

 

自然素材で<+αの経年変化>を楽しもう!

 

工業製品と自然素材の決定的相違とは?

遅いか早いかの差はあれ、全ての物に経年変化はあります。だが、それがプラスとなる場合と、マイナスとなる場合がある事は、見逃してはなりません。しかも、自然とのつながりが深いエクステリア(住まいの屋外空間)では、屋内より経年変化の度合いが遥かに大きく、それだけに<プラスとなる経年変化をどう活かすか>がより重要な課題となります。

ここで重要な事は、工業製品(メーカー商品)と自然素材の特性。前者の多くは、施工時が最高(≒マイナスの経年変化。ただし、錆る事で味が出るアイアン製品など例外も)と言うものが大部分。一方、後者(生前素材)においては、時間の経過とともにさらに良くなる(プラスの経年変化。ただし、材料選び・使用方法等が大きなポイントとなる)ものが数多くあります。

ただし、現代のエクステリアでは、工業製品だけ・自然素材だけ・・・と言った極端な思考でプランを考える事は、現実的とは言えません。それぞれのプラス面を活かし、マイナス面をどうカバーするかを考えた方が、よりメリットが大きくなるからです。表現を変えれば<工業製品と自然素材をどう使い分けるかが「プロの技」>とも言えます。

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写真上:施工当時 写真下:5年後

天然木「ウリン」門柱・植栽で主力構成されたオープン外構。5年を経過し門柱部分は自然と調和する見事なシルバーグレー(勿論、品質には全く問題なし)に。植物も適度に成長し、余栄素晴らしい作品に!

 

「工業製品優先」がもたらす弊害!

しかし、近年は<工業製品優先・自然素材軽視>の傾向が強まっています。理由は、工業製品(特に大手メーカー商品)に関しては、様々な間接的フォロー体制(優れたカタログと資料・使い方の指導体制・PRによる高い商品知名度、等)が完備しているが、自然素材に関してはバックアップが極めて少ないためです。お客様に対しても同条件である事に加え、<植栽に関する誤解≒植栽を行うと管理が大変、等・・・現実には使用植物の選定・その使い方等で、労力の大幅軽減が可能>と言う概念が、結果として、<工業製品を並べ、かつその周辺をコンクリートで固めてしまうだけ>と言うエクステリアが非常に多くなっています。

しかしこれでは、エクステリア自体が無味乾燥なものとなってしまうばかりか、<古くなるにしたがって見向きのしたくない状態>に至る可能性が強まってしまいます。だからこそ、工業製品と自然素材の使い分けに、もっと心を配り<時の経過とともに愛着が増す>作品作りを心掛ける必要があります。

 

天然木・石材・植物&工業製品≒ワンクラス上のエクステリア!

もう少し具体的に、<自然素材と工業製品のコラボレーション>について検証してみましょう。

自然素材の代表格は「天然木」「石材」「植物」の3グループです。

「天然木」に関しては、エクステリア用として優れた<樹種選び>が第1ポイント。「ウリン」に代表されるハードウッド類、「レッドウッド」「レッドシーダー」「サイプレス(豪州ヒノキ)」などの腐りにくいとされる針葉樹類などが著名。ただし、それぞれ特性が異なり、各長所をどう引き出すかが重要。つまり、何を選ぶかの次に<どう使うか(施工面も含め)>が、第2ポイントとなると言う事です。

補足するなら、以上は全て輸入材。これに対し、昨今特に<国産材を使いたい>と言うご要望が増えています。しかし、安易に一般的な国産建築材を使うと、腐るなどの支障をきたす事が少なくありません。ここで、私達(egg-加盟店)は、プロ中のプロがセレクトした純国産エクステリア材<日本の樹「杉(スギマサ)柾」>をご用意しました。興味をお持ちいただけた場合は、ご来店の上ご確認を!

エクステリア用の「石材」に関しては、「石英岩系」「石灰岩系」「砂岩系」「凝灰岩系」「安山岩系」「御影石系」などが主力(一部には、「玄武岩系」「粘板岩系」「大理石系」等も)。これらを適切に使い分けるには、それぞれの特性を熟知する必要があります。また、正しい施工(特に、前処理と言われる部分)を行わないと、大変な失敗につながる事も・・・

「植物」に関しては、樹種とそれぞれの特性・グランドカバーの種類と特性・芝生に関する知識、等が特に大切になります。例えば、シンボルツリーを1本植えるにしても、<管理が楽>と言う点を優先するのであれば、成長が遅い樹を選ぶ事が優先事項となります。一方、<カッコイイ・安い>を優先するのであれば、圧倒的人気の「シマトネリコ」などがお勧め。しかし、<安い≒成長が早い≒ある程度こまめな剪定>が求められます。

要するに、<適切に自然素材を組み合わせる>と言う事は、<ほぼ工業製品 Only よりも、プロの技を必要とする>と言う事。だからこそ、<優れたエクステリア専門ショップに相談する>のが大前提と言う事。勿論、私どもはプロとして<自然素材を有効に使う>と言う点に関しても、絶対の自信を持っております。

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写真上:アルミフレーム(工業製品)と木製立体トラス(自然素材)を組み合わせた門柱。植栽・火山岩との組み合わせもグ~ 写真下:シンプルな門廻り。植栽と天然石貼りがその魅力をさらにアップ!

 

 

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