みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,104

「納得!エクステリア講座」第37回・・・大型塀には天然木・スーパーフェンス!

一般的なフェンスに続き、大型塀を取り上げます。具体的には、前項の、2:ブロックを全く使わない大型塀 3:どうしても件クリート系の塀が必要な場合・・・が対象となります。

第12章 最新の塀・フェンス事情②

このコーナーでは大型の塀を取り上げます。だがここで大きな問題が! そう、大型の塀の場合、これまではブロックが主体でしたが、<出来るだけ使わない方が良い>と言う社会評価が強まっており、どう対処すべきかを最初に考える必要があるからです。

と言っても、対応方法は3つしかありません。①:コンクリート系以外の代替品を使う ②:RC塀(土留め)or 型枠ブロックを使う ③:ブロックは使うが建築基準法を順守する・・・以上です。

そして、結論から言えば、どうしてもコンクリート系の塀を必要とするとき以外は、の方法お勧めします。その場合、天然木・天然木+「スーパーフェンス」・大手メーカー部材に大別することが出来ます。

オール天然木製の場合は、最もオーソドックスな方法と言えます。ただし、素材選び・工法の選定・デザイン選択などがより良い商品を作るポイントで、エクステリア用天然木の事を熟知している店を選ぶ事。一般的な大工・工務店・住宅企業などは、屋内での木の使い方については詳しくても、屋外は不得手と言うケースが多いもの。だからこそ、レベルの高いエクステリア専門ショップに相談を!

それでも、高さが高い(H2.5m以上)・特別な強度が求められる(風邪当たりが強い)・柱が腐りやすい土壌(水分が多い・畑や田の土、等)と言った場合は、②の天然木+「スーパーフェンス」の組み合わせがお勧め。少しコストアップにはなりますが、頑丈なアルミ柱・笠材等と組み合わせる為、強度・耐久性が大幅にアップする為です。

大手メーカー部材を使う場合は、ガーデンルーム系のパネル用部材・専用の部材(デザイナーズパーツ、等)などが主力対象となります。後者の場合はデザイン性に優れるなど、多くの魅力を持っています。ただし、非常に高額である、現場応力に課題がある・・・などの欠陥も。特に、複雑な形状・条件の現場に関しては、使えない場合も少なくありません。

いずれにしても、ブロック問題がこれだけ社会問題化している以上、可能な限り上記のような代替品を採用すべきです。しかし、塀である以上<どうしてもコンクリート系でなければならない場合>があります。その場合は、冒頭でも提示した通り、の方法を採用します。この件に関しては、次項で詳しく説明させて頂きます。

そこで本日の一口アドバイス。

「大型塀の場合は、天然木・天然木+「スーパーフェンス」・メーカー部材がお勧め!」

(みずき りょう)

37:ウリン塀

 

 

 

 

 

 

 

天然木を使った大型塀・・・最強の天然木「ウリン」を使っている為、強度・耐久性面でも安心。加えて、コスト・多様なデザイン性・同現場対応力など多くの魅力が・・・

 

18年12月:ルーバー (2)

 

 

 

 

 

 

 

天然木+「スーパーフェンス」・・・天然木と頑強なアルミ柱・笠木当の組み合わせで、さらに強度と耐久性がアップ。一工夫すればデザイン面でも幅広い対応が可能。

 

37:デザイナーズパーツ

 

 

 

 

 

デザイナーズパーツを使った塀・・・優れたデザイン性が魅力。ただ、非常に高額である事・現場対応力に限界がある事などの課題も。