りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO858

 

「住むに優しいエクステリア 編」・・・作業台の必要性と機能!

「レイズドベッド」とは何か、それ自体と発想の重要性、そして家庭のガーデンとの密接な関連性・・・ご理解いただけたでしょうか。同時に、腰高の花壇だけを作っても、周辺機能を整えないと価値が半減してしまうとも述べました。

この項では、最も基本的な周辺機能3つについて考えて見たいと思います。①:「作業台(ガーデンテーブル)」 ②:水廻り ③:収納・・・です。まずは①:作業台、です。

ガーデニングを楽に楽しむには、腰高で作業が出来ることが大前提となります。従って、花壇を「レイズドベド」タイプにすることは極めて有効です。しかし、そこで全ての作業が出来るわけではありません。当然、キッチンで言えば調理台に相当する「作業台(ガーデンテーブル)」が必要になります。

この場合い、既製品として販売されている「ガーデンファニチャー」を使うのが最も手軽です。すぐ購入でき、コスト的にも有利であるからです。しかし、現実には大きな問題があります。「作業台」としての充分な機能を持たない「ガーデンファニチャー」が圧倒的に多いからです。

「ガーデンファニチャー」の代表的なものを、列記してその機能性をチェックしておきます。

A:アルミ鋳物製の「ガーデンファニチャー」:短時間の休憩用で、作業をすると言う機能は殆どゼロ。陶器製等もまったく同じ。

B:木製の「ガーデンファニチャー」:特注すれば別だが、アルミ鋳物等と同じで、殆どが短時間の休憩用。特に、テーブルが小さく役に立たないものが多い。

C:人工ラタン製の「ガーデンファニチャー」:半屋外用で、基本的に屋根の無いとことでは役に立たない。テーブルなどは少し大き目のものもあるが、材質的にも作業に使うのは困難。

D:その他金属製品等の「ガーデンファニチャー」:少し機能性を考慮したものもあるが、テーブルのサイズが小さすぎ、作業台としては問題がある。

と言った感じです。元々、短時間の休憩を想定したものが多く、作業性に問題があるのは当然と言えば当然。しかし、代替となるアイランドキッチン用の作業台、ダイニング用のやや大きめのテーブルなどは、屋外用でゼロに近い状態です。それだけ開発が遅れているということです。従って、椅子だけ既製品を活用(特注でも良いが、既製品でも対応も可能)し、テーブルは特注すると言うのが、最も現実的な対応方法となります。

特注テーブルの場合は、高さ70㎝×長さ120㎝×奥行き70㎝程度が規準となります。これに、個別機能を加え最適サイズを決めてください。材質は何といっての「レッドウッド」です。耐久性がある、くるいが少ない、軽く加工性が良い・・・と言った優れた特性を多く持つからです。移動する時軽いと言う点は、特に大きなメリットとなります。

そこで本日のひと口アドバイス。

「ファニチャーでは困難なガーデン用作業台! レッドウッドを使い特注するのが最良の方法!」

(りょう)

 

 

 

 

 

 

アルミ鋳物製の「ガーデンファニチャー」。元々、何かの作業に使おうと言う発想で作られたものではない。

 

 

 

 

 

 

 

最近人気が高まっている「人工ラタン製のガーデンファニチャー」。半屋外用で、この商品も作業することではなく、くつろぐことが主目的。

 

 

 

 

 

 

 

 

珍しいガーデン用の「ロングテーブル」。このようなタイプなら作業台としても使える。ただ、奥行きが少し不足している、耐久性については?、などの課題が残り、現状では「レッドウッド」を使い特注するのが最良の方法!