りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO880

 

「新築外構徹底研究 編」・・・「カースペース」を演出する商品!

「カースペース」について様々な角度から検証してきました。最後にこの項では、カーポート」、各種「ゲート」など、関連商品とのコラボレーションについて考えます。

既に提示したように、最近は多目的「カースペース」が増えています。自然とサイズフリー的感覚が強まり、その対応が「カースペース」用商品の課題にもなっています。特に、変形スペースの全体に屋根を付けたい、必要部だけにお洒落な屋根を付けたい、と言った要望が増えています。

このようなケースで最も注目されるのが三協立山アルミの多目的カーポート「Uスタイル」「Mシェード」です。ただ、優れた商品ではありますが、値段も高く設置できない場合もあります。このような時、建物の外壁を利用できるのであれば、威力を発揮するのが大型の「アルミテラス」です。また、一般的「カーポート」の部分使いも有効です。

また、「レッドウッド」、鉄骨、などで構造部を作り、その上に「カーポート」「テラス」などの屋根を乗せるのも極めて有効な方法です。ただ、板材の樹脂パネルを屋根材に使うことにはやや問題があります。本当の長期使用を考えるのであれば、「ポリカーボネート折板」を使うことをお勧めします。

屋根と共に「カースペース」の大きなポイントとなるのが「ゲート」です。ただ、どの「ゲート」を選ぶにせよ、+αの奥行きが求められます。そこで、新しい「カースペース」の奥行き基準は5,8m~6.0mと言う提示を思い出してください。同時に、「ゲート」の設置を望む場合は、住宅配置の段階で「カースペース」にこれだけの奥行きが確保できるよう、住宅業者に確認しておいてください。

「ゲート」に関しては、車の出入りと言う機能だけを考えると、設置しないのがベストです。ただ、周囲のデザインとのバランス、防犯、お子様やペットの出入りを考えた安全性・・・などを考えると、どうしても必要となることが極めて多い商品でもあります。以下に、主な「ゲート類」と特性を列記しておきます。選択の参考にしてください。

①:伸縮門扉・・・安くてスペースも少なくて済む。但し、構造的に問題あり ②:ポール&クサリ・・・お洒落だがイメージのみ ③:跳上げ式ゲート・・・現在最も多用されている手頃なゲート ④:折れ戸・シャッター類・・・クローズ外構向き。値段が高いのが課題 ⑤:引き戸タイプ・・・使い勝手は良いが、設置場所が限定される。

この他にも多数の「カースペース」用商品があります。外見だけでは判断できない特性も多く、まずカタログ等で研究し、続いてエクステリア専門店でよく相談し選んでください。この時、使用目的(条件)をしっかり告げることが、最適商品選びの最大のポイントとなります。

そこで本日のひと口アドバイス。

「多目的カースペースと関連商品! 選択が難しいので、専門店に使用目的(条件)を明確に告げよう!」

(りょう)

 

 

 

 

 

「Mシェード」。お洒落で、多目的「カースペース」全体に屋根をつけるのに最適。ただし、ご予算もそれなりに・・・

 

 

 

 

 

「Uスタイル」。多目的「カースペース」に部分的に屋根をつける。こんな時には非常に便利。

 

 

 

 

「伸縮門扉」。手軽で場所もとらない。ただ構造的に欠陥?も・・・

 

 

 

 

 

 

「跳上げ式ゲート」。後ろはオーソドックスな2台駐車用「カーポート」。「伸縮門扉」に変わり、最近この組み合わせが最も多い。

 

 

 

 

 

「折れ戸式カーゲート」。お洒落でクローズタイプの外構に最適。ただ、重厚でかなりグレードの高いプランでないと合わない。

 

 

 

 

 

 

「パイプシャッター式カーゲート」。クローズスタイルが多かった頃は、このタイプの「カーゲート」が多く見られた。