りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO888

 

「新築外構徹底研究 編」・・・「小物と個性」へのこだわり!

外構のスタイルや材料・工法について述べました。そして、「クローズ」「セミクローズ」「オープン」の選択と、デザイン・機能の組み合わせで、数多の外構パターンが出来上がります。これらをヒントに、お客さまの求めるものに近い作品を参考にすれば、より満足いただけるプラン作成が可能になります。

ただ、それでも「大満足」には至らない場合があります。「Only One」では無いからです。外構、ガーデン、エクステリアは見るだけの物ではありません。人の暮らしと一体化したものであるからです。そこで、デザインに加え適正な機能が求められます。しかし、この2つを兼ね備えても不十分な場合が多いものです。

人の暮らしとは、利便性だけを追求するものではないからです。心の満足が無ければなりません。この問題に関しては、無限に近い背景があります。また、対処方法も無限です。ただ、外構のなかでこの面を重視すれば、心の満足に一歩近づけると言うポイントは存在します。それが、「小物の選択」「お客さまのこだわり部分の表現」です。

小物については、まず定番的に使われる、「ポスト」「門灯」「サイン(表札等)」「インターホンカバー」が大切です。多少高価でも小物ですから、手の届く範囲の商品が大部分です。また、参加型で手作りサインなどを使うのも面白いでしょう。

さらに、小物だけではなく、お客さまのこだわりを外構の一部に盛り込むことも大切です。エクステリア専門店の場合い、以前からある材料を再利用する、手形・足形など家族の記念を入れ込む、部分的に徹底的にこだわった工法・材料を使う、施工の一部にお客様が参加する、記念樹を兼ねてチョーお気に入りのシンボルツリーを選ぶ・・・などと言った対応を良く行いますが、極めて大切なことです。

そして、このようなお客さまの思考が反映された作品は、まさに「Only One」以外の何者でもありません。そして「Only One」作品だけに大満足と言う意識が生まれるのではないでしょうか。

ただし、もう1つ忘れてはならない視点があります。前記したようにエクステリア空間とはお客さまの暮らしとセットになった世界です。そして、暮らし方は刻々と変化します。従って、外構に本当の完成はありません。当然、大満足の要因も変化します。完工時の大満足が継続することは大切ですが、次の大満足のため長くお付き合い願えなくては、本当のエクステリア専門店ではないということです。

そこで本日のひと口アドバイス。

小物にもっとこだわろう! お客さまの思いを乗せた Only One 外構を創ろう!」

 

(りょう)

 

 

 

 

「門廻り」の脇に置かれた水鉢。愛着のある以前から持っている材料を活用し、お客様大喜び・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

コンクリートの「打放し(風)」門柱。この感覚が大好きと言うお客様。その要望を優先させた結果、このようにお洒落な門柱が完成!

 

 

 

 

 

 

夜も美しい「門廻り」にしたい。住む人の意見を最重視し、照明にこだわった外構。結果、昼ではありえない幻想的な風景が・・・