りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO892

 

「新築外構徹底研究 編」・・・「ポイント用グランドカバー」ベスト4

マット上に広がるたいぷの「グランドカバー」ベスト4を紹介しました。それぞれの特性を活かして、よりハイセンスな屋外スペースを作り出してください。

ただし、草花は地面を這うものだけでは面白くありません。少し背の高いものでポイント演出を行ってこそ、よりお洒落なスペースとなります。そこで、この項では要所に植える「グランドカバー」ベスト4を紹介します。

第1番目は「ギボウシ」・・・「ギボウシ(擬宝珠)」はユリ科、ギボウシ属の宿根草です。つまり、放置しておいても毎年芽を出し復活しますが、冬は枯れてしまいます。従ってこの時期は少し寂しいという難点はありますが、育てやすく極めて人気の高い草花でもあります。「ギボウシ」の最大の魅力は葉の美しさにあります。原種はグリーン系の無地ですが、黄斑入り、白斑入り、など品種も多く、大きさも様々で、どれを選ぶかも楽しみの1つです。

2番目のお勧めは「ツワブキ」・・・「ツワブキ(石蕗)」はキク科、ツワブキ属の多年草です。従って、葉の形は似ていますが、一般の「フキ」とはかなり特色が異なります。まず、冬も枯れないということ。それに、「フキ」のように別の花用の芽(フキノトウ)を出すのでは無く、同じ茎から花を咲かせます。日陰にも強く、葉も様々な斑入りがあるなど、バラエティーにも富んでいます。

3つ目のお勧めは「セージ」・・・「セージ」はシソ科、アキギリ属の多年草です。ハーブとして特に有名で、「コモンセージ」「ペインテッドセージ」「ボッグセージ」などが特に良く知られています。ただ、「グランドカバー」として使う場合は、より大型の「メキシカンブッシュセージ」が特にお勧めです。草丈が1mにもなる剛健種で迫力満点。ただし、香りは余りありません。

ラストのお勧めは「アエトクレアセア」・・・最近「ツユクサ」の仲間が見直されています。特に、大型の輸入種に人気が集まっています。その代表が「セトクレアセア」です。ツユクサ科、トラデスカンティア(ムラサキツユクサ)属、でメキシコ原産の植物です。人気の秘密は、葉と茎の色で、全て濃い紫色です。また、花も薄めの紫色。カラーリーフ中のカラーリーフともいえるでしょう。

以上、匍匐性4種、ポイント用4種、合計8種の「グランドカバー」を強引にセレクトしました。勿論、他にも多種多様な草花があります。ただし、エクステリア専門店にも、まだ「グランドカバー」選びに、それほど注意を払っていないところも多く残っています。極端な場合い、「タマリュウ」を植えておけば良いといったケースさえあります。しかし、「グランドカバー」の魅力はもっと大きなものです。

なお、ここで紹介できる「樹木」「草花」には限界があります。そこで、より詳しい情報を求められるお客様には、「シンボルツリー」「サブツリー」「グランドカバー」各20種・計60種の詳細説明と写真を揃えた「樹木と草花のお話」と言う資料(CDロム)を無料でご用意しています。eggの加盟店にご来店の上、ご請求下さい。

そこで本日のひと口アドバイス。

「迫力を重視するならメキシカンブッシュセージ! チョー個性的なカラーリーフならセトクレアセア!」

(りょう)

 

 

 

 

 

ポイント演出用の「グランドカバー」として人気がある「ギボウシ」。写真は、原種に近いオーソドックスタイプ。

 

 

 

 

 

 

斑入りの「ギボウシ」。葉の美しさが魅力で、色、斑の形、サイズなどが豊富に揃っている。何を選ぶかも楽しみの1つ。

 

 

 

 

 

 

「ツワブキ」。どこにでもあるものだが、育てやすい、日陰にも強い、斑入りを含め様々な葉姿が楽しめる・・・と言う優れもの。

 

 

 

 

 

 

草丈が1m以上あり、もちろん剛健種。迫力あるポイント演出なら、何と言っても「メキシカンブッシュセージ」!

 

 

 

 

 

 

最近輸入物の「ツユクサ」が人気! 特に注目されるのが「セトクレアセア」。茎も葉も花も全て紫。