りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO894

 

「プライベートガーデン徹底研究 編」・・・「プライベートガーデン」って何だ?

「プライベートガーデン」について徹底検証します。

でも、「プライベートガーデン」って一体何なのでしょうか? 一般的な定義では「メインの道路の接していない部分のガーデン」と言うことになります。勿論、その逆で道路側のガーデンを「フロントガーデン」と呼びます。日本ではほぼ「外構」=「フロントガーデン」と考えても良いでしょう。

ただし、この定義のまま「プライベートガーデン」と規定してしまうと、敷地の狭い日本の住宅では「プライベートガーデン」そのものが存在しない家の方が多くなってしまいます。そこで、もう少し柔軟に考え、ここではメインの道路側であっても、個人の暮らしを優先するガーデンスペース全てを「プライベートガーデン」に含めます。

例えば、道路側であってもデッキを設置し、目隠しフェンスで囲うことで暮らしに直結した空間に仕上げた場合なども「プライベートガーデン」に含めると言うことです。なお、欧米ではメインは「プライベートガーデン」で、「フロントガーデン」は半公共的な空間と考えるのが一般的です。

位置取りではなく、機能や生活と言った視点で「プライベートガーデン」と「フロントガーデン」の違いを考えると、まさに欧米の考え方どおりとも言えます。つまり、「プライベートガーデン」とは個人(住人・家族)優先のスペースで、「フロントガーデン」とは半分は地域との共有スペース、と言うことになります。

そして、日本の場合もしこしずつ「プライベートガーデン」優先、あるいは重視する考え方が定着してきています。「リビングガーデン」と言った志向も、それに一役買っているといえるでしょう。実に素晴らしいことです。ただ、まだまだ「プライベートガーデン」の作り方、使い方が不慣れであることは否めません。

例えば、折角デッキとガーデンルームを設置したのに、当初のイメージ・機能性とは異なり、物干し場以外には殆ど使っていない。機能や商品には満足しているが、道路から丸見えで上手く活用できない。このようなケースも良く目にします。前記のような場合い、お客さまの表面的なご要望だけを聴き、そのまま施工した受注者側の責任も重いと言わざるを得ません。

いずれにしても、「プライベートガーデン」をより大切にすると言う考え方は素晴らしいものです。そして、この思考を育て、より素晴らしいガーデンライフを実現するためにも、どのような点に気をつけ、どのようなプランを作成すべきか、さあ、「プランベーとガーデン徹底研究」のスタートです。

そこで本日のひと口アドバイス。

プライベートガーデンこそ屋外のメイン空間! そして、もっと充実したガーデンライフを実現!」

(りょう)

 

 

 

 

「見る庭」から「楽しむ庭」へ。今、日本の「プライベートガーデン」にも大きな変化が生まれつつある。

 

 

 

 

 

 

徹底的に「美」を追求した日本の「プライベートガーデン(造園)」。贅沢だが、出来れば新しい住宅の中にも残して行きたい。

 

 

 

 

 

 

様々なガーデンライフが楽しめる、憧れの「ステージ」! でも、この作品のように、プライベートの保護を忘れずに・・・