りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ
「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO987
「外構・ガーデンセミナー 編」・・・一味違う「門廻り」とは?
「門・塀廻り」に関するプランポイントについて検証しています。前項の構造面に続いては、一味違う「門廻り」について。
「門廻り」は言うまでも無くお住まいの顔です。従って、デザイン的なこだわりが極めて重要になります。ただそれだけではなく、「門廻り」には生活に必要な重要機能があることの忘れてはなりません。玄関廻りを照らす照明機能、表札・ポスト・インターホンの設置場所、目隠し機能、などがその主なものです。
そして「門廻り」には、門柱だけで演出する場合い(オープン)、門柱と部分的目隠し(セミクローズ)、門柱・門扉・そして塀への連動と言うフル装備の場合い(クローズ)、に大別されます。ただこの項では、その概念にとらわれることなく、プラン作成のチェックポイントをランダムに提示しておきます。
まず、デザイン面では、家屋との調和、「門廻り」全体のお洒落感が、2大ポイントとなります。しかし、これだけでは不十分で、ご家族のこだわり、Only oneの演出が加味されなければ、本当のお住まいの顔とは言えません。従って、特有の工法、材質、個性的小物(主に、表札、ポスト、門灯、インターホンカバー)の採用、植栽の有効活用、などが重要ポイントとなります。
前出の機能についても、+αが加わればさらに充実したものとなります。例えば、①:オープン的なプランであっても、ポストは玄関に近い、逆にインターホンは玄関から遠いの方が良い ②:狭い敷地の場合は、「門廻り」に水栓設備がセットされていると便利・・・と言った配慮により、その価値が大きくアップすることもあります。
また、Only one意識、個性、こだわり、さらに強くするため、以前から使っていた材料を使う、自作のサインを使う、ご家族の足跡(お子様の手形など)を残す、装飾タイルの埋め込むなどの施工作業に参加する、記念樹を植える・・・などと言ったことも極めて重要なポイントとなります。
また、「門廻り」に玄関周辺の目隠し機能を求められることも珍しくありません。この場合は、クローズスタイルでなくとも、一部に遮蔽物を設けるセミクローズスタイルで充分と言うケースも珍しくありません。部分的な塀、部分的な木製目隠し、樹木の活用、などでどの程度視線をさえぎる必要があるかも「門廻り」プランの重要項目です。
さらに、「門廻り」は昼の顔だけではなく、夜の顔を想定した演出も極めて重要なポイントとなります。勿論、照明の役割は見た目だけではなく、暮らしの安全性、防犯機能、とも密接に関係しており、細かな配慮が求められます。
そこで本日のひと口アドバイス。
「門廻りは住まいの顔! だから、デザイン性+機能性+Only oneへのこだわりを・・・」
(りょう)
個性の重視! 「蛇籠」の発想を取り入れた「門廻り」。
将来像も考慮した、植栽重視の「門廻り」!
必要部に必要なだけの「目隠し」を!
アンティーク
モデルガーデンにアンティーク資材を使った施工例が完成。
『古レンガ』
一つ一つに染み込んだ味わいが表情豊かです。
敷いてみたり…
積んでみたり…
年月の経過を感じる表面の凹凸感や色合いが、
やわらかな風合いを演出し、自然の緑との
相性も抜群です。
『ヨークストーン』。こちらもアンティーク資材です。
色合いやテクスチャーが人気の理由です。
決して硬すぎることもなく、決して冷たすぎることもない。
そんな表情が、ガーデンに相応しいのではないでしょうか。
グランドカバーはセダム。目地に入り込みだんだんと馴染んできました。
またセンペルビウムやカレックス動きを出しています。
りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ
「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO986
「外構・ガーデンセミナー 編」・・・門・塀の構造と適正な選択!
「アプローチ」に続き「門・塀廻り」について考えて見ます。
まず、「門・塀」の構造ですが、3つに大別されます。「RC(鉄筋コンクリート)造」「組積造」「柱(フレーム)構造」です。
「RC造」とはコンクリートの充填+鉄筋をベースにしたもので、土留めや大きな門柱・塀などに適し、強度・耐久性に優れています。「組積造」はブロック、石材、レンガ、などを積み上げるもので、門柱・塀の主要構造となっています。ただし、地震に弱いと言う欠点があります。また、「RC造」と「組積造」は両者とも壁構造と言う共通点を持っています。
「柱(フレーム)構造」とは、門・塀周りの場合い、柱(またはフレーム)+間仕切りパネルで構成され、金属、樹脂、木製フェンス(目隠し)がその代表的存在。軽量で地震には極めて強いが、風圧にはやや弱いと言う特性を持っています。また、土留めには使えません。
3者を比較すると分かるとおり、その特性が大きく異なります。従って、「門・塀廻り」のプランを作成する場合い、目的に応じた最適の使い分けが大切になります。当たり前のことですが、この使い分けに誤りがあるケースが意外に多く、構造、機能、デザイン面に問題がある現場も少なくありません。
例えば、土留め部分の高さが1mを超える門柱・塀の場合い「組積造」は使うべきでありません。地震による倒壊の危険があるからです。にもかかわらず、コストだけを優先した危険な「門・塀廻り」を多数見かけます。
また、塀の高さが180㎝以上に達する場合でも、何も考えずにブロック塀を採用しているケースも珍しくありません。この場合い、積み方の基準を満たせば、強度的課題はクリアできます。しかし、デザイン的に重苦しくなる、控え壁と言う無駄な構造物を作らなければならない、など多くの問題点が生まれます。もし、「組積造」と「柱(フレーム)構造」、あるいは植栽を有効に組み合わせていれば、より有効なプラン作成が可能であるにもかかわらず・・・
では、なぜこのような矛盾が門・塀廻りのプランを作成する時に発生するのでしょうか? それには2つの主要因があります。1つ目は、専門店のスタッフが、3つの構造に対する知識が薄い場合いです。特に、「RC造」に対し苦手で、何でも「組積造」で消化しようとする傾向があります。しかし、これは極めて危険であることは既に提示のとおりです。
2つ目は、目的の把握が甘い場合です。例えば、目隠しが主目的でありながら、お客様のブロック塀にして欲しいと言う言葉だけに固執し、重苦しいうえ機能・デザイン的にも問題のあるプランとなってしまっている・・・このような例を良く目にします。そう、この場合いはフェンスや木製目隠しの方がはるかに有効であることも珍しくありません。
そこで本日のひと口アドバイス。
「門・塀廻りの最適プラン作成! その為には、3つの基本構造を的確に使い分けよう!」
(りょう)
モダン系の「門廻り」。この程度の高さ・サイズならブロック積みで充分!
南欧風の小さな「門廻り」。勿論ベースはブロック積み。
「門廻り」は昼の顔だけではなく、夜の顔も大切!
POP
木製物置 「Roppy 1型」 のPOPを作りました。
我が家のアイドル たれ耳ウサギのロッピーをキャラクターにした絵を
書いてみました。(^-^)
絵が 得意ではないので 評価は あまり 聞きたくありませんが
POPとしては 見られると思います。
・・・ただ 車の往来は あっても 人通りが少ないので
POPの存在に気が付いて下さる方が どれだけいるのかが 心配です。(^-^;)
外に いつも出している ブラックボードにも いろいろ 店舗情報 書いてます。
こちらは 車のかたにも よく見えるらしく
先日 知り合いに 「いろいろ書いてて面白いね」
と 言われました。 ・・・見てくださって嬉しいけど・・・
ご依頼 頂けると もっと嬉しいんですけど・・・(^-^;;)