速報 8月の「egg-西日本地区定例会」 無料体験参加者募集中!

 

浪速区民センター

 

 

 

 

8月20日「egg-西日本地区定例会」会場となる「浪速区民センター」

 

8月の「egg-西日本地区定例会」

無料体験参加者募集中!

 

*開催日時:8月20日(金) 13:00~17:00

〇コロナ問題に対応し<Zoomによるリモート併用型(14:00~16:00>とします。

 

*「開催場所」:「浪速区民センター」・第6会議室(3階) 大阪市浪速区稲荷町

 

 

無料体験参加 のお申込み・お問い合わせは下記 E-mail から・・・

info@niwagatari.com

 

みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,069

「世界のガーデン」第七章:「平面幾何学式(フランス式)庭園」

 

第52回:「ベルヴェデーレ宮殿」&庭園

 

オーストリアの「平面幾何学式(フランス式)庭園」を紹介中。「シェーンブルン宮殿」に続きこの項では「ベルヴェデーレ宮殿」とそこに併設された庭園を取り上げます。

「ベルヴェデーレ宮殿」も首都ウィーンにあり、その地域は<ウィーン歴史地区>と呼ばれ、(「ベルヴェデーレ宮殿」を含めた)エリア全体が世界遺産に指定されています。

宮殿の歴史を辿ると、「ハウス・ブルグ家」につかえていた「プリンツ・オルゲン」と言う人物が、当時の著名な建築家「ヨーハン・ルーカス・フォン・ヒルデブラント」に依頼し、夏の離宮として1,720~1,716年に下宮、その後1,720~1,723年に迎賓館となる上宮を建造したのが始まりでした。ただし、彼の死後主家(ハウス・ブルグ家)の「マリア・テレジア」に売却され、その後同家の宮殿となりました。また、「ナポレオン」が失脚した後に開催されたウィーン会議では宴会場として使用された・第二次世界大戦後の1,955年には連合国とオーストリアの間で結ばれたオーストリア国家条約調印の場となるなど、数多くの歴史舞台にも登場しています。

宮殿の構成を見ると、南側に上宮・北側に下宮が対面上に配され、その間に主庭となる広大な庭園が広がっています。また、上宮の入り口前には前庭とでも呼ぶべきグリーンスペースも広がっています。そして、全体はバロック様式でまとまられており、オーストリアを代表する歴史建造物である事は言うまでもありません。

現在の上宮は、中世~現代にいたる同国最大の美術館となっています。「クロード・モネ」「ビンセント・ファン・ゴッホ」「マックス・ベックマン」作品、アール・ヌーボーの代表作(絵画)「接吻」「ユディト」、「グルタフ・クリムト」作品の世界最大のコレクション・・・などで広く知られています。また、「シュロスカフェ」と呼ばれる飲食スペースもあり、庭園を一望しながらオーストリア料理とウィーンのカフェ文化を楽しむ(下記画像参照)ことも出来ます。

一方、下宮は芸術展用の特別会場となっています。ただし、2,021年末完成の予定で大規模な改修が行われており閉館中。同改修が終わるとヨーロッパを代表する芸術系展示会場として復活する事になります。

上宮と下宮の間にある庭園(主庭)は、宮殿当時からすると縮小されたとの事。それでも、バロック時代の雰囲気を伝えるフランス式(平面幾何学式)庭園である事に変わりはなく、上宮からは野外階段でつながり、その前には「鏡の池」と呼ばれる大きな池が配されています。

そこから敷地が下がり、その段差を活かしバロック彫像に挟まれた階段状の水路。さらに、幾何学状に刈り込まれた広大なグリーンスペース(ボスケ)、軸線(ビスタ)ともなる通路等が広がり、下宮へと繋がっています。

また、上宮側の入り口横にはウィーン大学の植物園などもあり、宮殿・庭園観光と合わせて楽しむことも出来ます。

庭園

 

 

 

 

 

 

 

上宮内の「シュロスカフェ」から望む庭園。その先には下宮が見える。

 

上宮入り口付近

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上宮の入り口付近・・・その前方には前庭が広がっている

 

ベルヴェデーレ宮殿②

 

 

 

 

 

 

庭園からの上宮遠景

 

庭園側正面

 

 

 

 

庭園からの上宮近景

 

ベルヴェデーレ宮殿下宮

 

 

 

 

 

 

下宮

 

下宮内部(美術館)

 

 

 

 

 

 

下宮内部・・・芸術展用の会場(改装中。2021年末に完成予定)

 

オリーブとポストの映える門周り

旭市S様邸
お庭の工事も終わり、門周りと、駐車場の工事が完成しました。オリーブの木を植えて、お客様の選んだ緑色のポストをつけました。白い門袖に、映えてとっても素敵になりました。

S__3183412421-07-09-15-04-39-535_deco

 

お店の看板が完成しました♪

お店の外看板が完成しました♪

うさぎのロッピーもお出迎えします(^-^)

続きを読む

みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,068

「世界のガーデン」第七章:「平面幾何学式(フランス式)庭園」

 

第51回:「シェーンブルン宮殿」と庭園②

 

引き続き「シェーンブルン宮殿」について。この項では庭園に関して少し詳しく検証。

庭園は宮殿の背後に広がっており、「マリア・テレジア」の時代から造営が始められました。その様式はフランス・バロックと呼ばれるもので、シェーンブルンの丘の「グロリエッテ」「ネプチューンの噴水」などをメインとし、ローマ遺跡風の石造物や「ボスケ」とその関連の迷路庭園、動物園、ヨーロッパ最大の温室、さらには日本庭園などがあり、見る者を楽しませてくれます。

また、宮殿前から庭園へはミニ鉄道も走っています。そして、9つの駅があり約45分で一周。従って、散策の途中で疲れた場合この鉄道を利用する事も可能です。いずれにせよ、園内にミニとはいえ鉄道が走っていること自体、その巨大さを想像させる材料となるでしょう。

庭園の中心となるのが丘の上にある池と、その前に建てられた「グロリエッテ」と呼ばれる長さ約100mの回廊建築物。この建物は1,775年に、プロセイン戦争の勝利と戦没者慰霊を目的として造られました。それだけ重要な意味を持つ歴史的建造物ですが、残念ながら第二次世界大戦で破壊され、現在あるのはその後の再建物です。また、この池は庭園の水路・噴水などのための貯水池としての機能も果たしています。

その他の庭園の見どころとしては、「グロリエッテ」共に庭園の中心部となる「ネプチューンの噴水」、それに「ローマの廃墟」「オベリスクブルネン」「ボスケ」「日本庭園」「パルメンハウス(植物園)」「ウィーン動物園」などがあり、その特性等を以下の列記しておきます。

「ネプチューンの噴水」・・・海神「ネプチューン」の像を中心に、息子「アキレス」のトロイへ旅立つ息子「アキレス」、その無事を祈る母「テティス」などのシーンを形作る造形物。半人半獣(海神)・カバなどの像も配されている。

「ローマ廃墟」・・・本物の廃墟ではなく、そのイメージで新築された建造物。1,776年に「ホーエンベルク」と言う建築家の設計されたもの。モルダウ川とエルベ川の合流地点をイメージしたものと言われている。

「オベリスクブルネン」・・・これもまた「ホーエンベルク」の作品。1,777年完成。

「ボスケ」・・・「ボスケ」とは幾何学的に刈り込まれた植栽の事。特に、妖精の泉をイメージした部分が美しいとされている。また、迷路も。

「日本庭園」・・・1,913年に当時流行していたジャポネスクの影響を受けて、皇位継承者「フランツ・フェルディナント大公」が造営した庭園。しかし、翌年(1,914年)に大公戦死・第一次世界大戦でオーストリアの関連庭師戦死などの不幸が重なり荒廃。1,996年3月に荒廃前は日本庭園であったことが確認され、その後日本の協力で修復され現在に至っている。

「パルメンハウス(温室)」・・・世界最大規模の温室。熱帯・亜熱帯植物が多数収集されている。

「ウィーン動物園」・・・1,752年につくられた、貴族が楽しむための小動物を集めた動物園(メネジェリー)が元となっている。その後、数多くの改修が繰り返され、オーストリアを代表する動物園となった。世界最古の動物園としても広く知られている。

 

グロリエッテ

 

 

 

 

 

 

 

「グロリエッテ」と池

 

 

ネプチューンの噴水池

 

 

 

 

 

「ネプチューンの噴水」

 

ローマの廃墟

 

 

 

 

 

「ローマ廃墟」

 

オベリスクブルネン

 

 

 

 

 

「オベリスクブルネン」

 

ボスケ(英語版)

 

 

 

 

 

「ボスケ」・・・幾何学的植栽

 

日本庭園

 

 

 

 

 

 

「日本庭園」

 

パルメンハウス

 

 

 

 

 

「パルメンハウス(温室)」

 

シェーンブルン動物園

 

 

 

 

 

「ウィーン動物園」

 

シェーンブルン案内地図

 

 

 

 

 

 

 

 

「シェーンブルン宮殿」案内図

 

« 前のページ次のページ »