アスファルトなクリスマス 道路後退工事

店長の藤田です。

先日大阪市内で道路後退工事の施工を行いました。

道路後退とは。。。
2項道路は「42条2項道路」とも呼ばれる。都市計画区域および準都市計画区域内にある、幅員4メートル未満の道のうち、特定行政庁の指定したものを建築基準法上の道路とみなす処置がとられる。

建築基準法では、(原則)建物の敷地は幅員4メートル以上の道路に接している必要があり、その要件を満たさないと建築は認められない(接道義務)。 しかし、古くからある既成市街地では4メートル未満の道が多いため、沿道の建物がほとんど既存不適格となり、建替え不可(建築確認が下りない)となってし まう。2項道路は、(原則)道路の中心線から水平距離2メートル後退(セットバック)した線を道路の境界線とみなすことによって、建替えを認めることにした緩和規定である。

2項道路に面した敷地に建築を行う場合は、原則としてその中心線から2メートル後退しなければならない。。。

ということで、つまり道幅が4m以下の道路に関しては4mになるように敷地の一部を道路のようにしなくちゃいけないということなのです。

で、今回の現場は大阪市。
大阪市の場合、道路に面するU字溝は敷地内に設置~とか、
後退部分は面している部分と同じ断面のアスファルト~とか、
規定が諸々ございまして、アスファルト工事をしていたのです。

これも市によって市によって指定がまちまちで、別にコンクリートでもいいし~ってとこもあります。
別に不便がなければU字溝とかつけんでもいいよ~というところもあります。

ほんとにいろいろです。

さて、ということで、アスファルトなクリスマス。

道路後退工事1
道路後退工事2
通常、道路後退工事っていうと、そんなに距離のあるものでもないんですが。。。。。。。
今回、広い敷地の2面ということで、とんでもなく広い面積の道路後退工事となりました。

さて、こちらの外構本体工事は1月からとなります。

ウッドデッキ
こちらのご物件にはこんな広々としたウッドデッキを施工します。

完成が楽しみです。

りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO2,143

 

「日本庭園と日本外構 編」・・・作庭書「築山山水庭造伝・前篇中」⑥!

 

「山水築山庭造伝・前篇中」(最終回)・・・北村援琴・秋里離島共著 1735年の作

16:三和土の仕様に関する事②

建物の中(軒内)の黒タタキの仕様は以下の通り。黒土171㎏(三荷)に石灰60㎏(1表)を混ぜ合わせ、さらに水を加えて泥状にする。これを建物内の土間部分に囲いをして流し込む。3〜4日経過すると適度に乾くので、この段階で良く叩く。叩く時に塩に含まれるにがり(塩化マグネシウム=MgCl2)を少しずつ一面に撒き叩く事。さらににがりを撒き叩くという作業を繰り返す。表面を叩くと水分が浮き出る。その水分が乾くとまた叩く。この繰り返しである。すると、土がかなり減るので、その分を追加しながら作業を進めなさい。

補足事項:現在の標準的タタキ成分は、土+石灰+にがり。3種を混ぜて使うので三和土と言う字を当てはめる。ただし、このコーナーによると、江戸時代は建物内の黒タタキ以外にがりは使われていない。それだけ、にがりが高価であったという事か?

建物内の赤タタキの場合は、黒土ではなく赤土(粘土)を使う。ただし、この場合石灰は入れない。そして、赤土自体の水分を使い、臼に入れて良くかき混ぜ粘度調整を行う。ただ、もし水分が不足していれば少しだけ水を加えても良い。こうして餅のようになった赤土を使う。そして、必要分を敷き詰めてならした上で叩いて固める。この場合も、何回も同じ作業を繰り返す。赤土は水分を少な目にする事。そうしないと、乾いた時にヒビ割れする。

17:庭の仕上げ作業

庭の仕上げとして、形を整える作業を行う。石の根際・樹木の根元などを良くチェックし、小石を取り除き、盛り上げっている部分の土を削り、逆に低い部分にその土を置く。このように調整して、全体をバランス良く纏める。凸凹を無くす作業は外見を整えるだけではなく、雨が降った時に水溜りが出来ないようにすることにもなる。これが仕上げ調整作業である。

上扈平(読み=カミコナラシ?=土の表面を整える)と言う地表の仕上げ方がある。その地表に撒く土は3種ある。1つ目は黒土、2つ目は赤土、3つ目は白砂である。そして、黒仕上げで使う黒土は、ザルで良くこし粒子の細くしたもの。赤仕上げの場合は赤いぼくぼく土(おそらく、細かく整えた粒状粘土の事)を使う。ただし、赤松が植わっている場合、赤仕上げは避ける。白仕上げには白砂を撒く。この仕上げ方法を銀砂と言うが、池のある庭では避ける。また、白仕上げは照り返しが強く夏は暑くなる。いずれにしても、京都(都)ではこのような仕上げをあまり好まない。二次的な手段と考えるべきであろう。

庭に設置した石に関しては、良く洗う事。石に土がついていれば苔が必ず着く。苔と錆とは別物だ。苔は石に着く垢と同じで良くない。ただし、庭の表面に苔が生える事は非常に良い。一方、石や樹木に苔が生えるという事は病気になるという事。だから避けるべきだ。もっとも、石に錆が生じてその錆に苔が着くことがあるが、これは珍重すべきものだ。

この他、石の手水鉢に水垢と苔が着くものがあるが、これも良くない。だから、手水鉢は定期的に洗い、石の状況を絶えずチェックしなさい。全ての、水に関する器等は清潔で無ければならない。綺麗すぎるという事は無い。

18:庭の本質に関する事

庭はどこまで行っても庭だ。露地もどこまで行っても露地だ。そして、どの庭にも内と外がある。露地にも内と外がある。また、書院に付属したような庭は、建物とセットで本当の価値が生まれると心得ておく事。別荘の庭・茶屋に付属した庭も同様である。だから、このような庭には山・水に関するもの・池などを良く作るが、絶えず建物との調和を意識する事。

「山水築山庭造伝・前篇中」 完

そこで本日の一口アドバイス。

「メインの前篇上より、サブの前篇中の方が興味深い! 技術面での参考点多し」

(りょう)

229:にがり

 

 

 

 

 

 

にがり:江戸時代には高価であまり使えなかった?

 

229:真砂土

 

 

 

 

真砂土:江戸時代の「ぼくぼく土」との相違は?

木製トラスカーポート

Home crea に 木製トラスカーポートが登場しました(*^_^*)

2014.12.10 041

 

 

木匠様が、はるばる大阪から設置にいらして下さいました!!

 

 

 

 

 

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荷台から降ろす前に、ハイ!!チーズ!!

 

 

 

 

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クレーンで釣り上げます\(~o~)/

 

 

 

 

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水曜日は定休日なので、スタッフYakkoは愛犬を連れて行きました。

 

スタッフYakkoの愛犬Pao君を抱っこして下さいました(~_~)

 

 

 

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クレーン様は神様です(~o~)

 

 

 

 

 

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完成です~\(~o~)/ これから、ますますパワーアップしますよ(*^^)v 乞うご期待!! (*^。^*)

 

♪ほろ酔いライブ♪

♪本日のほろ酔いライブです♪

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楽しい昭和の歌で盛り上がりました(~o~)

 

 

 

 

 

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歌のオンパレード(*^^)v

 

 

 

 

 

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Ichiro バンド 『長崎は今日も雨だった』

 

1番、後川清

 

2番、イケメン清

 

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3番、顔真似付き前川清

 

 

 

 

 

2014年最後の楽しいライブでした\(~o~)/

2015年も、どうぞよろしくお願い致します。

 

りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO2,142

 

「日本庭園と日本外構 編」・・・作庭書「築山山水庭造伝・前篇中」⑤!

 

「山水築山庭造伝・前篇中」・・・北村援琴・秋里離島共著 1735年の作

16:三和土の仕様に関する事①

三和土(タタキ)に使う土は、灰と水加減が極めて重要だと伝えられる。軒の土間をタタキにするには、土約114㎏(原文は「土二荷」と表記されている。二荷=天秤棒に壺2つをぶら下げ持てる重さ=100㎏前後と推定される。ただしここでの114㎏と言う数値は後表記に合わせた)と石灰(炭酸カルシウム系の化合物。ここでは消石灰=水酸化カルシウム=Ca(OH)2の事であろう)約60㎏(1表)を混ぜる。ただし、土一荷と言ってもアバウトな重さでしかない。だからここでは約57㎏(15貫目)を一荷としておく(従って、ここ言う土二荷は約114㎏)。

この時の水加減は、かなり固めとする。水の配合に関する古くからの伝えで、土**升・石灰**升などと書かれたものがある。しかし、記述にかなり差があり最適と言うものが見つからない。殆どがいい加減な数値でしかない。なぜなら、土の性質により水の量が違ってくるからである。また、雨の日・晴天の日など、天候によっても水加減が変わる。だから、土何升・水何升が最適と言って提示が出来ないのである。ただ、手で握ってみた時の間隔で判断するしかない。その判断基準は、握ってみた時に固まったように感じるが、手のひらを広げると2つ・3つに割れて崩れ落ちる程度が一番良い(現在で言う「バサ練」と言った具合か?)。

また、晴天の日は少し水を多くする。理由は、調合しておいた材料でタタキを作る作業をしているうちに、早くも材料が固まり始めて、水の量が少ないと支障をきたすからである。だからこそ、少し柔らかめの水加減とする。また、雨の日は少し水を減らし固めの配合とする。この場合はタタキを作る作業をしている時に、柔らかすぎるとべたついて上手く固まりにくいからだ。だからこそ、タタキ材料の水加減は、**だと書かれていることの方がおかしい。

以上のように、固めに材料配合を行っておき、鉄の槌で叩く。鉄は土の水分を表面に呼び出し、締め固めるのに都合が良いからである。だから、鉄の槌を使って良く叩きなさい。次に、泥をコテや竹ヘラでこすり磨いて、凸凹を均一に調整する。洗い仕上げにする時でもこの磨き作業は行う事。その訳は、表面の土を均一化する事に成るからである。

このようにして、軒下の土間を丁寧に仕上げる理由は、この部分は雨がかからず日当たりが良いため、ヒビ割れしやすいからである。だから、念入りに作業を行いなさい。材料の練加減で水が多すぎると、ヒビ割れの原因となる。タタキ作りと言う仕事はその名が示す通り、非常に面倒なものだ。

また、タタキは水をかけた時に、表面を平らにして一定の方向に水が流れるようにしなければならない(均一な表面仕上げと適切な水勾配)。水溜りが出来ると乾いた後にホコリがたまり見苦しい。また、水が走り過ぎても(傾斜が急すぎても)いけない。おおよそ1.8m(1尺)につき3.6㎝(2分)・18m(1丈)につき36㎝(2寸・共に傾斜度2%)が目安だ。これは建物側の石の根元〜軒先(壁元)までの水勾配の目安だ。十分に注意してタタキ土間打ちを行う事。

手水(チョウズ=手を洗う所)の足元や水門の周囲のタタキは、以下の仕様としなさい。土と石灰の配合は前述部分と同じ(土114㎏×石灰60㎏)。ただし、水はかなり多めにする。これらの配合材料を臼に入れてよくかき混ぜる。理由は、柔らかめにして細かな仕事を行いやすくするためだ。その訳を理解しておく事。

池底のタタキは、土約57㎏(一荷)に対して石灰約60㎏(1表・つまり土と石灰をほぼ同量)の配合にしなさい。また、水は絶対に多くしてはいけない。手で握った時に固まる程度が良い。水を入れる池であるから当然の事だ。なお、タタキは水には強いが日照りにわ弱いとよく言われる。

竈(カマド)など火を使う場所(煉土)用のタタキは、以下の仕様にしなさい。土約57㎏(一荷)に対して石灰約60㎏(1表・池とほぼ同量)。ただし、水はかなり多めにする事。そして、配合した土を臼に入れてよく混ぜる。この時、ムシロに入れて足で踏んでも良い。そして、両手に一杯程度の土団子のようにまとめ、それから仕事に臨みなさい。そして、石とタタキ土の境目に後々まで隙間が出来ないようにするために、灰摺(ハイスリ)を使いなさい。灰摺とは石灰を水で固めにとき良く練ったものだ。これを、タタキ土と石の間に塗りつけて、両者をしっかりとくっつけてそれから叩く。

また、火を使う場所のタタキ用石灰については良く吟味する事。新しく湿気を帯びていないもの(風邪をひいていないもの)使う事。そして、既に述べたように、土114㎏(二荷)に石灰60㎏(1表)と言う標準配合ではなく、土と石灰をほぼ同量にする事。

そこで本日の一口アドバイス。

「現在は土間コンクリートで苦労。そして、江戸時代はタタキで苦労・・・」

(りょう)

228:三和土

 

 

 

 

 

三和土(タタキ)工事

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