紫陽花

うすぐ梅雨の季節がやってきますね。

梅雨の花といえばアジサイ。

 

アジサイの花についてご紹介します。

樹高1~2mの落葉低木です。日本では4月頃から鉢花が出回りますが、

本来の開花期は6~7月です。切り花の出回り時期は4~7月といわれています。

花もちは5日ほどですが、切り花でも楽しめるのでお部屋に飾るのも素敵ですね♪

花色も豊富で、世界的に人気の高い花木です。

 

花といっても私たちがよく目にする赤や青の色鮮やかな部分は、実はガクということはご存知でしょうか。では花は一体・・・?

 

実はその真ん中にある小さなつぶが花なんです。よーく見るとそれが開いて花をさかせます。

わかりやすい画像を見つけたのではっておきます。

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アジサイを楽しむポイントは、剪定です。花が終わったら2節目の上で剪定を行います。

そうすることで次の年に花芽をたくさんつけることができます。

 

また、アジサイは土が酸性なら青色に、アルカリ性ならピンクに花色が変わることで知られています。すべての品種がそうなるわけではありませんが、肥料や土を工夫してオリジナルの花色に挑戦してみるのもいいですね。

 

「木の文化」は、まだ生きている(飴村雄輔著) 連載第9回

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2:伝統工法の理論と在来工法の実態

 

2-1 伝統的軸組み構法の考え方とその理論④

 

伝統的継ぎ手も様々な種類があります。蟻継ぎのような簡単な継ぎ方から、カマ継ぎ、さらに追っかけ継ぎのような強力で複雑なものまでありますが、全ての継ぎ手はよく見ると、お互いに噛み合った木部が突っ張りあっていて簡単に離れないように作られています。さらに重要なことは、自ら手加工してきた大工さんは木の種類や断面寸法によって、また継ぐ場所や部材の木目の方向によって、継ぎ手が有効に働くようにそれぞれの工夫を凝らして加工していきます。負荷が強くかかる重要な部分に対して、どのような継ぎ手を用いるかは、経験からくる大工の判断力と技能に委ねられてきました。

そこには驚くような裏技が隠されている場合もあります。とにかく継ぎ手が簡単に緩まないようにあらゆる工夫が盛り込まれているのです。こうした手加工の技の集積が伝統建築の耐久性を底上げてきたのは間違いありません。いずれにせよ、熟練の大工は「木」というものがどんな癖を持っているかを、十分知り尽くしていたようです。

その木の癖を読んで一本ずつ「木組み」の中に配置するので、いずれその癖が出てくる程に建物全体が締まってくるように組むのが、名人と評価された大工達だったのです。

写真-08さまざまな伝統木造建築の継ぎ手 (1)

 

 

 

 

さまざまな伝統木造建築の継ぎ手

 

また、伝統木造建築には現在のようなコンクリート基礎に木の土台をアンカーで敷設するという基礎工事は通常ありません。柱の基礎をしっかり固定しようとする意図で現代建築では法律上必要条件とされていますが、バランスと復元力に重点を置く伝統建築の理論では重視していません。伝統建築では地盤固めした上に板状の自然石(礎石)を置いてその上に柱を載せているだけです。

写真-09柱は板状の礎石の上に載せているだけ (1)

 

 

 

 

 

柱は板状の礎石の上に載せているだけ

 

柱は固定しない方が良いというのは現代建築の常識を覆すようですが、戦前までの大工の免振構造の考え方からすればそれが常識だったようです。

構造全体の粘り強さと復元力が十分であるなら、柱足元を固定しない方が、大きく揺らされた瞬間、柱や各接合部にかかる負荷を逃がし、むしろ破壊されないという考え方だったのです。実際、過去の地震の影響か、柱足元が本来の基礎石の中心からずれてしまっている古い建築物もいくつか見つかっています。

 

伝統建築は床下に十分な高さを持っていますから、柱の足元固定には、床下の空間で柱同士を繋ぐ「根がらみ」という部材を多用します。これにより、各柱にかかる荷重と揺れの分散を計ります。床高を十分とり床下を塞がないことは、同時に床下の通気性も維持することで、束柱や大引きを腐朽菌から遠ざけるための工夫もされています。

写真-10床下の根がらみ

 

 

 

 

 

床下の根がらみ

 

また、コンクリート基礎は湿気を吸い上げてしまいますが、自然石を柱の下に敷いておくと下の地盤からの湿気を柱木口に直接伝えることはありません。通気性の良い床下では、たとえ浸水があっても束柱もすぐに乾く環境下ですから、当然耐久性も維持できます。

当時はコンクリートが無かったからあのようなやり方しか出来なかったと考えている人がいるかもしれませんが、昔の大工棟梁が今の時代に戻ってこのコンクリート基礎を観たら、「これではせっかくの木がすぐだめになる」ときっぱりと否定されるでしょう。

図-14伝統建築の床下基本図

 

 

 

 

伝統建築の床下基本図

 

さらに伝統建築では、竣工してからの数年は木の変形を見極めて、各構造部材が落ち着くまで定期的に継ぎ手の締め直しを施せるように工夫されています。「建物を手入れする」という点検補修も定期的にそして習慣的に行われていました。

建物の手入れは当時の文化の一つだったのです。現代人が毎日体のケアをしながら暮らしているようなものです。ですから古い建築物は柱の根継ぎした跡もよく見かけます。これも建物や時代によって継ぎ方も様々ですが大変よく考えられています。

寺院建築などの大きな建物でも、庶民が暮らした長屋であっても、当時の木造建築の技術というのは一つの体系で繋がっており、予算や建物の格式によって大工はそれぞれのつくりに応用を利かしていたようです。本来、木材の品質も様々ですから、その建物に合わせて木材も使いまわしたりもしていたはずです。従って伝統木造建築の世界は、多くの大工に支えられた広い底辺を持つピラミッド型に構成された技術体系の世界だったようで、それだけに、その頂点に立つ棟梁はかなり高い技術を持った名の通った大工も、当時は居たと考えられます。

写真-11古い柱にみられる根継ぎ跡 (1)

 

 

 

 

 

 

 

 

古い柱にみられる根継ぎ跡

 

昔は、一旦手掛けた建物に一生付き合うのは大工として当然の責任と義務でした。そして、施主も大工も信頼関係の中でその建物の手入れをお互いの後継者となった者にも代々伝え託していったのです。このような生活文化が、伝統木造建築が時代を超えてきた技術的な根拠であり、これまで繋いでくることができたひとつの仕組みだったようです。

 

みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,038

「世界のガーデン」第六章:「露壇式庭園」とその代表作品

 

第20回:「露壇式庭園」の特性

 

今回からは、中世以降は世界を牽引してきたと言っても過言ではない、ヨーロッパの庭園について検証します。

ヨーロッパの庭園は3つの様式に分類することが出来ます。イタリアで生まれた「テラス式庭園 or 露壇式庭園」、フランスから広がった「平面幾何学式庭園」、イギリスを故郷とする「風景式庭園」。以上です。そして、この中で発祥が一番古いのが「テラス式 or 露壇式庭園」であるため、最初にこのタイプの庭園から分析を試みます。

前述したように「テラス式 or 露壇式庭園」はイタリアから生まれたもので「イタリア式庭園」とも呼ばれています。ただ、名称による混乱を避けるため今後は全て「露壇式庭園」と呼びます。そして、このタイプの庭園が誕生した背景として、1:「ペルシャ式庭園」の影響 2:ルネサンス時代の作家の美意識 3:イタリア及びその周辺の地形・・・の3要素を上げることが出来ます。

また前項(第19回)でも触れた通り、イタリアでは古代ローマ時代(BC753〜AD476年)にも庭園と呼ばれるものが存在しました。古いものでは紀元前後の遺跡もあります。おそらくその後もかなり優れた庭園が造り続けてきたと想定されますが、少なくとも一般人が目にすることが出来る明確な資料や、遺跡、再建された物件などはあまりなく、ここで取り上げようとしている「露壇式庭園」が登場するのは、ルネサンス時代から。従って14世紀以降の作品と言うことになります。つまり、古代ローマの滅亡後1,000年程後の事で、その直系の庭園ということではありません。

「露壇式庭園」は分類的には、幾何学式庭園に属し、前述のごとく「ペルシャ式庭園」の影響を強く受けています。ただし、乾燥地帯が大半を占める中東とイタリアでは環境・地形等が大きく異なり、またルネサンスという新しい文化・美意識も加わり、特有の優れた庭園を創出しました。同時に、以後のほぼ全ヨーロッパの庭園にも大きな影響を残しました。

技法としては、「ジャグディーノ・セグレト(隠れた庭)」「ベルベデーレ(景観)」「ボスコ(樹林)」「グロット(人工洞窟)」「噴水」「カスケード(階段状の滝)」「ビスタ(通景線)」「花壇や迷路(植栽)」「彫刻」などが重要視されました。これらの内容をつなげると「露壇式庭園」は、イタリアに多い丘など傾斜の多い地形を活かし、しかもテクニックを重視した庭であったことが分かります。また、超富裕層の別荘などにこのような庭園が多く作られたようで、権力の象徴・公共性と言った色彩が濃くなった後の庭園とは異なり、パーソナルなある意味自己満足的な楽しみ方が重要視された庭が多かったようです。

また、ルネサンスの巨人の一人ともいわれる「レオン・バツチスタ・アルベルティ」(1404〜1472年)は著名な庭園論を残しており、ここでも<環境の悪い都市を離れ、太陽と澄んだ空気に恵まれた郊外に別荘と庭園を造り過ごす>ことを推奨しています。彼のこのような庭園論は、以後に造られた「露壇式庭園」にも大きな影響を与えたことは想像に難くありません。

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「メディチ家」の庭園を描いた絵図(ジュストウテンス・1598年)

 

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「ジュネット・ユーテンス・オブ・ヴィラ・メディセア・ランブロギアーナ」の絵図(1598年)

 

休業のお知らせ

休業のお知らせ

当店は、

5月3日(日)~5月6日(水)

GW休業とさせていただきます。

7日からは通常通り営業いたします。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

 

コンパニオンプランツ

コンパニオンプランツという言葉をご存知でしょうか。

ある植物の生育を助けたり、病害虫から守ったりするために一緒に植える植物の組み合わせ、またはそれらの植物のことをさします。

例えば、キャベツを育てたい時に困るのがキャベツを食べてしまうアリや蛾です。

そんな時はミントを植えると虫食いを防ぐことができます。

もちろん、その組み合わせによって防げるものや効果が異なります。

その例をいくつかご紹介します。

 

フレンチマリーゴールドと相性がいいもの

ニンジン、タマネギ、レタス、トマト、カブ、豆類、ジャガイモなど

センチュウやコナジラミを寄せ付けない効果があります。

 

ローズマリーと相性がいいもの

キャベツ、ニンジン、豆類など

病害虫の防除に効果的。キュウリとは組み合わせNG

 

チャイブと相性がいいもの

ニラ、ニンジン、キュウリ、」トマトなど

アブラムシ、うどん粉病、黒星病を防ぐ。マメ科とは組み合わせNG

 

ニンニクは病中全般に効果あり。

特にバラとの相性がよい。マメ科との組み合わせはNG

 

タイムも病害虫全般に効果あり。

キャベツ、レタス、ニンジン、タマネギとの相性が良い

 

 

他にも様々な組み合わせがあるのでその植物との相性を考えながら植え付けると農薬を使わず健康的に育てることが可能になります。

ぜひ、試してみてください。

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