りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO966

 

「外構・ガーデンセミナー 編」・・・敷地全体のゾーニングをもっと大切に!

この項では、敷地全体の「ゾーニング」と言う観点から、エクステリア専門店を早期に訪れることの重要性について検証します。

「ゾーニング」とは、お客様や敷地の条件に合わせ大まかな配置を決める作業のことです。勿論、住宅本体プランでも、屋外プランでも最初に行う作業です。しかも、基本機能やデザインと密接に関わる極めて重要な作業です。ただし、ここに大きな問題があります。新築住宅の多くの場合い、住宅本体と屋外の「ゾーニング」が別々に行われていると言う現実です。

「ゾーニング」はマクロ的視点から、基本プランを作成する根幹となる作業です。当然、大きな区割りから始めるべきです。となれば、敷地全体の配分が最優先となります。ここまで提示すればもう結果は明らかでしょう。「敷地全体=家本体も含む屋外空間」であり、この場合い住宅業者よりエクステリア専門店の方が優れたプラン能力を持っています。となれば、そのノウハウが全体ゾーニングに活かされるべきで、それが可能な早い時期にエクステリア専門店との接触が必要であるということです。

今回は、ネットからお借りした3種の「ゾーニング」例を紹介しておきます。

1つ目は、敷地に余裕があり、プライベートガーデンを重要視した「ゾーニング」です。このような場合い、裏庭を広く取りたいといえば、住宅業者もそれに応じた家屋の配置を考えてくれます。しかし、プライベートガーデン、住宅本体、フロントガーデン、3種のよりすぐれた「ゾーニング」エクステリア専門店が考え、それを元に住宅配置を決定したほうがはるかに合理的であることは言うまでもありません。

2つ目はフロントガーデン重視の「ゾーニング」です。この場合は、住宅本体を出来るだけ後方に持っていけばよいわけで、誰が住宅配置を誰が決めても殆ど変化は出ません。しかし、敷地にある程度段差があり、多目的カースペースを大きくとる場合と、逆に小さくとる場合とでは、既に指摘した「一般の基礎」「深基礎」との関係が変わる可能性があります。従って、エクステリア専門店「ゾーニング」を行い、それを住宅業者の参考にしてもらったほうがはるかに有利です。

3つ目は狭い敷地の「ゾーニング」です。この敷地に限定した場合は、住宅配置に何の問題もありません。ただ、もう少し敷地の奥行きに余裕がある場合は、この配置で少しプライベートガーデンのスペースをとる場合と、その分住宅を奥に下げると言う2つの選択肢が生まれます。その帰路となるのが「カースペース」に関する考え方で、その場合はやはりエクステリア専門店が参加し住宅配置を決定すべきでしょう。

そこで本日のひと口アドバイス。

「住宅配置を含む、敷地全体のゾーニングはエクステリア専門店参加で行おう!」

(りょう)

 

 

 

 

 

 

1:プライベートガーデン重視の「ゾーニング」例。

 

 

 

 

 

 

 

 

2:フロントガーデン重視の「ゾーニング」例。

 

 

 

 

 

 

 

3:狭い敷地の「ゾーニング」例。

 

小人のおうち?(^-^;)

先月の末に 木製物置を買ってくださったかたからの

ご依頼で 隙間にコーキングを打ちに 伺いました。

ご購入いただいたときは 木目のログハウス風の物置でしたが

ご主人が ガーデニングがお好きと聞いていましたが

ご自分で すべて 塗装されたとのことで

さらに かわいらしい物置と変身していて びっくりしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「〇人の小人」が出てきそうです。

ご家族の楽しそうな笑い声が聞こえてきそうです。

N様 とても インパクトのある でも ほほえましい物置になりましたね。

りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO965

 

「外構・ガーデンセミナー 編」・・・「カースペース」に決定的変化!

建物配置が決まる前など、なぜ早い段階でエクステリア専門店を訪れるべきか、多角的に検証しています。今回は「カースペース」について・・・

「カースペース」については、別項で徹底的に分析します。従って、ここでは最近の変化状況と、建物配置、基礎等との関係に限定して考えます。

「カースペース」は、車庫スペース~車庫+多目的スペースと言う意識の変化により、そのサイズ・イメージが決定的に変わりました。オープン外構の場合は、フロントガーデンの全てを「カースペース」と一体化し、プランを作成することも珍しくありません。従って、車*台用の「カースペース」と言う意識さえ崩れつつあります。

リビングガーデン的志向の「カースペース」、自転車・バイク・シニアカー等の駐車(輪)を含めた「カースペース」、ガーデニング空間を併設した「カースペース」、趣味・子供の遊び場・物干し場などの機能を併設した「カースペース」、以上全てを兼ね備えた「カースペース」・・・などがその主なもの。

この結果、①:「カースペース」の固定形状・サイズが無意味になりつつある ②:中途半端なサイズの方が合理的に使えるケースが増加した ③:カーポートに代表される屋根の形態・形状に大きな変化が出てきている ④:土間等に使用する素材が複雑化してきている・・・などの決定的とも言える変化が見られるようになりました。

以上を住宅本体と関連付けて考えると、新しい感覚での「カースペース」確保のためには、常識的住宅配置では対応できない、「深基礎」にすべき場所が従来の常識範囲を超えるようになってきた・・・と言う2点が特に重要になっています。つまり、早い段階でエクステリア専門店と住宅業者が連携して、最適プランを作成しないと、決定的支障に繋がる可能性が強まったと言うことです。

以下に、3つの写真・図面を用意しました。1つ目はリビングガーデン的「カースペース」。このような空間確保のためには、より斬新な建物配置が必要であることは言うまでもありません。2つ目は、常識的な「カースペース」。しかし、ゲートや車庫内通路を考えると、余裕のある空間確保が必要で、これまた建物配置に影響します。3つ目はフロントガーデン一体型の「カースペース」。例えば、この感覚で建物サイドまでスペースを確保しようと思えば、建物配置と「深基礎」にすべき場所(GL段差があり、建物と同空間をサイドまで拡大した場合い)にまで影響を及ぼすことがあります。

少なくとも、最近の「カースペースプラン」は単なる車庫プランでは無いということをお忘れなく・・・

そこで本日のひと口アドバイス。

「目を見張るカースペースの多様化! 住宅配置、基礎等にも決定的影響が・・・」

(りょう)

 

 

 

 

 

 

リビングガーデンを意識した「カースペース」。

 

 

 

 

 

 

 

 

オーソドックスな「カースペース」。ただし、特に奥行きの確保は余裕を持って・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

フロントガーデン一体型の「カースペース」。GL段差があり、空間をサイドまで広げる場合は住宅の基礎にまで影響!

OBAKETSU(^-^)

今月の始めに 行ってきた 「ギフトショー」で 購入した商品が 

届きました。

カラフルな色で インパクトのあるバケツ「OBAKETSU]です。

色は アイボリー グリーン ピンク レッド 他に ブラックもありました。

しっかりしていて ガーデングッズや おもちゃや キッチングッズも入れるのも

いいと思います。 フタ付きです。

 

 

 

 

 

ひとつでも アクセントになって かわいらしいと思いませんか?

大きさも 42L 33L 19L 仕入れました。(^-^)

何を入れるかは あなた次第。

実物 見に来てくださ~い\(^0^)/ 

りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO964

 

「外構・ガーデンセミナー 編」・・・基礎・深基礎と外構の関連性!

「道路GL」「宅地GL」の関係、そして「宅地GL」と外構・ガーデンの微妙な絡みについて述べました。詳細はともかく、おおよその流れだけは頭に入れて置いてください。次に、住宅の基礎について述べます。当然のことながら、これもまた外構・ガーデンと密接な関係があるからです。

まず、住宅の基礎には「一般の基礎」「深基礎」との2種類があることを覚えておきましょう。「一般の基礎」とは「宅地GL」から立ち上げる基礎のことです。そして「深基礎」とは特例を除き、「道路GL」から立ち上げる基礎のことです。「一般の基礎」の場合は通常40㎝~50㎝程度の高さですが、「深基礎」の場合はそれよりも高くなります。ただし、その高さはGL段差により異なることは言うまでもありません。

そして、「一般の基礎」「深基礎」の選択が必要となるのは、GL段差の少ない土地(一般的には1m以下程度)であることも頭に入れておいてください。なぜなら、GL段差が2mにも及ぶよな場合は、「深基礎」にしてその上に家屋を建てることは極めて危険であるからです。

では、この「一般の基礎」「深基礎」の使い分けと、早い時期にエクステリア専門店を訪問すべきであると言う問題と、どう関係するのでしょうか?

答えは、「深基礎」「カースペース」が切っても切れない関係にあるからです。と言うよりも、「深基礎」の最大の目的は「カースペース」の確保にあります。当然、「カースペース」「道路GL」とほぼ同等の高さに造ります。そして、宅地の場合い住宅の基礎に接しているケースが非常に多くなります。この時に同部分を「深基礎」にしておかないと、プラン作成に決定的支障が出ます。

このような知識は、当然住宅業者も持っています。従って、エクステリア専門店との接触が無くとも「一般の基礎」「深基礎」を使い分けてくれます。ただし、問題は「カースペース」の考え方に大きな変化が出ていると言うことです。そして、最新のカースペースプランを作成できるのは、エクステリア専門店以外にはありません。

もう少し分かりやすく言うと、「カースペース」の多様化が進み、その範囲がどんどん拡大されていると言うことです。それは、「深基礎」の範囲の拡大にも繋がります。つまり、従来の住宅業者の発想よりはるかに「深基礎」にすべき部分が増えているということです。「カースペース」の変化については、次項で詳しく述べます。それを参考にしていただければ、「深基礎」にすべき範囲が予想以上に拡大していることもご理解いただけるでしょう。

そこで本日のひと口アドバイス。

カースペースの変化が、一般の基礎深基礎の使い分けに決定的な影響を!」

(りょう)

 

 

 

 

 

「カースペース」と接する前面は「深基礎」にする必要がある。

 

 

 

 

 

「深基礎」の断面図

 

 

 

 

 

 

住宅の「一般の基礎」

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